よくある質問¶
ダウンロード・起動¶
Windows SmartScreen の警告が出ます
個人開発のフリーソフトは、コード署名証明書を持たないため、Windows SmartScreen が警告を表示するのは正常な動作です。
「詳細情報」→「実行」 をクリックすることで起動できます。
exe ファイルをダブルクリックしても起動しません
アンチウイルスソフトに誤検出されている可能性があります。
- アンチウイルスの除外設定に
SaitenSamurai.exeを追加してください - それでも解決しない場合は、Python 環境から直接実行する方法もあります
Mac や Linux で使えますか?
現在、配布している exe は Windows 11 向けです。
Python 3.9+ がインストールされている環境であれば、ソースコードから直接実行できる可能性があります。ただし、動作確認は Windows のみで行っています。
マーク採点¶
マークの読み取り精度が悪いです
以下の点を確認してください。
- スキャン品質: 200〜300 dpi でスキャンしていますか?
- 閾値キャリブレーション: 閾値が適切に設定されていますか? マークの濃さに合わせて手動で微調整してみてください
- 用紙の傾き: コーナーマーカーが正しく検出されていますか? マーカーが欠けていないか確認してください
- マークの塗り方: 生徒がマークを薄く塗っている場合、閾値を下げる必要があります
マークチェック画面の読み込みを速くする方法はありますか?
v4.5.1 以降では、OMR 実行時に保存される whiteness_cache.json を利用することで、
マークチェックの白さ順ソートは初回から高速化されます。
以下を確認してください。
- OMR を最新バージョンで再実行している
01_Results/whiteness_cache.jsonが作成されている- マークチェック起動時に白さ再計算の待機表示が長く出ていない
whiteness_cache.json が無い場合は従来方式にフォールバックし、画像から白さを計算します。
選択肢カテゴリで 0件 / 1件でもエラーになりませんか?
はい。0件・1件・更新後に0件になったケースでも、 グリッド表示は「該当する項目はありません」と表示される設計で、 そのまま作業を継続できます。
また、選択肢カテゴリでは「薄い解答 / 濃い解答」タブ表示に自動切り替えされ、 件数が少ない場合でも安全に表示できるように実装されています。
正答データ(answer_key.xlsx)の書き方は?
OMR 読み取りを実行すると、スキャン画像フォルダの中に answer_key.xlsx が自動生成されます。
正確なパスは以下の通りです:
スキャン画像フォルダ/_saiten_grading_results/01_Results/results_data/answer_key.xlsx
このファイルを Excel で開いて、以下の 3 列を記入してください。
| 列名 | 内容 |
|---|---|
| 正答 | 正しい選択肢の番号 |
| 配点 | その問題の配点 |
| 観点 | 観点別集計のグループ番号(不要なら全て 1) |
記入が終わったら保存し、メイン画面の「正答データ」の「ファイル選択」から answer_key.xlsx を選択してください。
既に answer_key.xlsx が存在する場合、OMR 読み取りを再実行しても上書きされません。
実際の問題数よりマーク欄が多いのですが?
問題ありません。テンプレートの問題数と実際の出題数が一致しなくても大丈夫です。
answer_key.xlsx で、使わない問題の「正答」と「配点」を空欄のまま にしておけば、採点時にその問題は自動的にスキップされます。マークチェックでもエラーにはなりません。
例えば 50 問用のテンプレートで 32 問のテストを行う場合、33〜50 問目を空欄にしておくだけで OK です。
記述式採点¶
採点領域をやり直したい
記述式のセットアップ画面で、領域を再設定できます。セットアップアクション画面から「領域の再設定」を選択してください。
1枚ずつモードとグリッド一覧モードの使い分けは?
- 1枚ずつモード: 答案を拡大して見ながら、丁寧に採点したいとき。キーボードショートカット(
mで○、bで×、数字キーで直接得点入力)で素早く操作できます。 - グリッド一覧モード: 同じ問題の全生徒の解答を一度に見て、素早く採点したいとき。得点を選んでからサムネイルをクリックする方式です。「画像の白さ順」で並べ替えると、空欄を一括で 0 点にできて効率的です。
出力・結果¶
Excel ファイルが開けません
Excel ファイルが別のアプリケーションでロックされている可能性があります。Excel でファイルを閉じてから、再度出力してください。
CTT 分析とは何ですか?
古典的テスト理論(Classical Test Theory) に基づく試験分析です。
- α 係数: テストの信頼性(内的整合性)
- P 値: 各問の正答率(難易度指標)
- D 値: 各問の識別力(得点上位者と下位者の正答率差)
- I-T 相関: 各問の得点と合計得点の相関
R エクスポートとは?
exametrika パッケージ(R 言語)で分析するためのデータ形式でエクスポートする機能です。より高度な項目分析を行いたい場合に利用できます。
セッション・データ¶
セッション保存と復元¶
作業を途中で保存できますか?
はい。採点侍は各処理の実行後に 作業状態を自動で保存 しています。
保存されるのは、座標ファイル・正答データ・閾値設定・描画設定などの GUI 状態です。
セッションファイルの保存場所:
スキャン画像フォルダ/
└── _saiten_grading_results/
└── 01_Results/
└── results_data/
└── session_state.json ← セッションファイル
また、ウィンドウを閉じるときにも自動でセッションが保存されます。
前回の続きから再開するには?
3 つの方法があります。
方法 1: 起動時に「採点再開」を選ぶ(最も簡単)
SaitenSamurai.exeを起動- モード選択画面の下にある 「📂 採点再開(セッション復元)」 ボタンをクリック
- 前回のセッションファイル(
session_state.json)を選択 - 前回の続きから自動的に復元されます
方法 2: 同じ画像フォルダを選択する
- 通常通りモードを選んで起動
- 「フォルダ選択」 で前回と同じスキャン画像フォルダを選択
- 「前回の設定を復元しますか?」 というダイアログが自動で表示されるので、「はい」を選ぶ
方法 3: メイン画面の復元ボタンを使う
- メイン画面のタイトル行にある 「📂 前回の状態を復元」 ボタンをクリック
- セッションファイルを選択
フォルダを移動したらセッションが読み込めなくなりました
パス修復ダイアログが自動で表示されます。
壊れたパス(座標ファイル・正答データなど)が一覧表示されるので、「参照...」 ボタンで新しい場所を指定してください。
修復しなくてもよい項目はスキップできます。
出力データはどこに保存されますか?
すべての出力ファイルは、スキャン画像フォルダの中 に自動生成される _saiten_grading_results/ フォルダに保存されます。
例えば、スキャン画像が D:\テスト採点\3年1組\ にある場合:
D:\テスト採点\3年1組\
├── 生徒01.jpg
├── 生徒02.jpg
├── …
└── _saiten_grading_results/ ← ★ ここに出力されます
├── 00_Processing/ ← 枠描画済み画像(中間ファイル)
├── 00_Processing_Clean/ ← 補正済み画像(枠なし)
├── 01_Results/ ← OMR データ・正答ファイル
│ └── answer_key.xlsx ← 正答データ
├── 02_Graded_Detail/ ← 採点済み答案画像
└── 03_Final_Report/ ← 成績サマリー・統計レポート・CTT分析